こんにちは!パソコン歴20年のセミクタです。
メモリーという言葉を聞いたことはありませんか?
単純に日本語に訳すと「記憶」なので、「何かを記憶するものかな?」と思うかもしれません。
しかし、パソコンのパーツにはストレージ(HDDやSSDやM.2)があり、これも記憶するパーツになります。メモリーとストレージと記憶に関係するパーツが2つもあります。
本記事では以下の内容で、メモリーの基礎知識やストレージとの違いを説明をしていきます。
メモリーとは
メモリーとはプログラムやデータを一時的に保存する役割を持っています。例えば、Excelやゲームなどのアプリケーションをたくさん開くと、各アプリケーションで必要なメモリーが割り当てられていきます。
メモリーの容量が少なすぎると・・・
メモリーの容量が少なくて、不足してくると本来必要なメモリー量が少なくなるので、強制的にアプリケーションが落ちてしまったり、動作が落ちてしまいます。最悪の場合、動作中にブルースクリーンなって、すべての作業が台無しになってしまう可能性もあります。
ストレージ(HDD, SSD, M.2など)との違いとは
メモリー
メモリーは一時的にプログラムやデータを保存し、パソコンの電源を落とすと、プログラムやデータはリセットされ、なくなってしまいます。そのため、メモリーはアプリケーションなどの処理の一時格納先として主に使われています。
ストレージ(HDD, SSD, M.2など)
ストレージ(HDD, SSD, M.2など)は長期的にデータを保存するハードウェアなので、パソコンの電源を落としてもデータは消えません。そのため、ストレージは保存しておきたいデータを格納するために使用します。
メモリーの種類
メモリー(DDR)には種類があり、DDRからDDR5まであります。2023年主流のメモリーはDDR4とDDR5になります。
店頭ではよく「DDR4 PC4-25600 16GB」や「DDR5 PC5-38400 32GB」のように販売されており、PC4やPC5の後ろの25600、38400などが転送速度であり、その後ろの16GBや32GBなどはメモリーの容量です。
DDR4よりDDR5のほうが転送速度が速いですが、選ぶ際にはマザーボードの仕様に依存するため、注意が必要です。
まとめ
メモリーの基礎とストレージとの違いについて説明しました。
メモリーとはプログラムやデータを一時的に保存するパソコンのパーツであり、不足するとアプリケーションが落ちたり、動作が不安定になります。
一方で、ストレージはデータを長期的に保存するパーツであり、電源を切ってもデータは消えません。
メモリーはDDRからDDR5までの種類があり、2023年時点ではDDR4やDDR5が主流です。
ただし、選定される際はマザーボードの仕様によって適用されるメモリーの種類が異なるため、注意が必要です。