【黒い砂漠 PC検証②】リマスターでFPSが低い原因は?快適に遊ぶグラボ(GPU)の選び方

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【黒い砂漠 PC検証②】リマスターでFPSが低い原因は?快適に遊ぶグラボ(GPU)の選び方

こんにちは!セミクタです。

黒い砂漠をプレイしていて、「画面がカクつくわけではないけれど、全体的に動きがもっさりしている……」「リマスターモードにすると、とたんにフレームレート(FPS)が下がってしまう……」と感じたことはありませんか?

前回の【PC検証①:CPU編】では、人が多い場所での「一瞬の画面の止まり(カクつき)」を防ぐためにはCPUの性能が重要であると解説しました。
しかし、「ベースとなる全体のFPSを高く保つこと」や「高画質(リマスターモード)を滑らかに動かすこと」において主役となるのは、間違いなくグラフィックボード(GPU)です。

本記事では、当ブログの検証環境を用いて、ミドルクラスの定番「RTX 3060」と最新ミドルハイエンド「RTX 5070」を比較し、グラボの性能が黒い砂漠の快適さにどう影響するのかを実測データで徹底解説します。

この記事を読めば、ご自身のプレイスタイル(モニターの解像度や画質設定)に合わせて、どこまでのグラボが必要なのかが明確にわかります。それでは、さっそく見ていきましょう。

目次

「カクつかない」のに「FPSが低い」原因はグラボにある

パソコンの性能を語る際、「CPUとGPU(グラボ)のどちらが大切なの?」という疑問をよく耳にします。黒い砂漠においては、それぞれが全く違う役割を持っています。

CPUとGPUの役割の違いとは?

分かりやすく例えるなら、CPUは「ゲームの裏側の計算(座標やダメージなど)を行う監督」であり、GPUは「モニターに映像を描き出す画家」です。

どんなに優秀な監督(CPU)が高速で指示を出しても、画家(GPU)の絵を描くスピードが遅ければ、パラパラ漫画のように映像のコマ数(フレームレート)は少なくなってしまいます。
逆に言えば、人が多いところを除き、瞬間的なカクつきしないものの、常にFPSが60前後から上がらない」という状態は、純粋にグラボの描画能力が限界を迎えているサインなのです。

リマスターモードが要求する「描画負荷」の正体

とくに黒い砂漠の「リマスターモード」は、金属の反射、水面の波紋、太陽の光と影の表現など、非常に高度なグラフィック処理を行っています。
これらをリアルタイムで美しく描き出すためには、グラボに対して膨大な計算能力が要求されるため、性能の低いグラボでは一気にFPSが低下してしまいます。

【実測データ】グラボの性能不足で起こる「GPU限界」とは?

では、実際にグラボの性能が足りていない時、パソコンの内部では何が起きているのでしょうか。実測データを見てみましょう。

RTX 3060検証:描画が追いつかない状態

こちらは、サブPC(RTX 3060)を使用してリマスターモードで戦闘を行った際のデータです。

RTX3060検証データ
【画像①】グラボ使用率100%(GPU限界)の様子

グラフを見ると、グラボ(RTX 3060)の使用率が常に100%に張り付いていることがわかります。この時、FPSは73前後で頭打ちになっていました。
CPUにはまだ計算の余裕があるにも関わらず、グラボが全力で絵を描き続けてもこれが限界、という状態です。高画質設定において、旧世代のミドルクラスでは少し力不足であることがわかります。

また、各画質でもフレームレートの比較を行った際のデータは以下のとおりです。

グラフを見るとリマスターからガクッと平均FPSが下がっており、カクつきの指標となる『1% Low(最低FPS)』がveryhighで下がっているので、highあたりが高画質で十分に遊べそうな設定と言えます。

※アップスケーリング機能はOFFやテクスチャー=Highの設定で他はデフォルト設定で検証していますので、設定次第では改善が見込めます。

RTX 5070検証:リマスターでも余裕の滑らかさ

一方で、最新のハイエンドグラボである「RTX 5070」を搭載した環境で同じリマスターモードをプレイすると、状況は一変します。

圧倒的な描画能力により、激しい戦闘中でも144fps以上の高いフレームレートを安定して出力してくれます。
前回の記事でも触れた通り、黒い砂漠は「FPSが高いほどコマンド入力の受け付けが早くなる」という仕様があるため、グラボの性能を上げて高いFPSを維持することは、美しい景色を楽しむだけでなく、狩りの効率(時給)を上げることにも直結するのです。

【考察】黒い砂漠に最適なグラボを見極める2つのポイント

「じゃあ、とにかく一番高いグラボを買えばいいの?」と思われるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。ご自身が使っている「モニター」に合わせて選ぶのが最も賢い方法です。

① フルHD・WQHD・4K…「解像度」で激変する負荷

グラボの負荷を最も大きく左右するのは、画質設定(リマスターなど)と、お使いのモニターの「解像度」です。

  • フルHD(1920×1080):標準的な負荷。ミドルクラスのグラボでも十分快適。
    • 例:RTX 5060, Radeon 9060
  • UWFHD(2560×1080)、WQHD(2560×1440):高画質でプレイするならミドルハイエンドのグラボが必要。
    • 例:RTX 5060 Ti, RTX 5070、Radeon 9060 XT, Radeon 9070
  • 4K(3840×2160):高画質でプレイするなら最高峰のグラボが必須。
    • 例:RTX 5070 Ti, RTX 5080, RTX 5090, Radeon 9070 XT

解像度が上がれば上がるほど、グラボが描き出す「点の数(ピクセル)」が増えるため、要求される性能も跳ね上がります。まずは自分がどの解像度のモニターで遊んでいるか(遊びたいか)を確認することが大切です。

② 「VRAM(ビデオメモリ)」の容量にも注目

グラボの基本性能に加えて、もう一つ確認しておきたいのが「VRAM(ビデオメモリ)」の容量です。
VRAMとは、グラボ専用の「一時データ置き場(キャンバスの広さ)」のことです。黒い砂漠でリマスターモードにし、さらに高解像度(WQHD以上)でプレイする場合、高精細なテクスチャデータがこのVRAMを大量に消費します。

ワールドボスを「解像度=フルHD、画質=リマスター」で参加したときのデータが以下のとおりです。

平均でも約4GB、最大で5GB程度は消費されていることが見て取れます。
フルHD以上の解像度(WQHDなど)で遊ぶ場合や、裏でブラウザやDiscord、別のアプリなどを起動していることを考えると、VRAMが6GBのグラフィックボードではすぐに限界を迎え、不足に陥る可能性が高いです。

VRAMが足りなくなると、PC本体のメインメモリを借りてやり繰りしようとするため、そこで強烈なデータの遅延(カクつき)が発生してしまいます。リマスター以上で快適に遊びたい場合は、できれば12GB以上、最低でも8GB以上のVRAMを搭載したグラボを選ぶと安心です。

【結論】プレイスタイル別・黒い砂漠に最適なBTOパソコン2選

ここまで、グラボの役割と選び方について解説してきました。

⚠️グラボの性能を引き出すための大前提

グラボ選びで最も注意したいのは、「グラボだけを最新にしても、CPUが古いと性能を出し切れない」ということです。
CPUの処理が追いつかないと、グラボが待ちぼうけを食らう「GPU Wait」が発生してしまいます。
快適な環境を手に入れるなら、グラボとCPUのバランスが取れたBTOパソコンを選ぶのが確実です。

当ブログの検証結果をもとに、解像度や目的に合わせたおすすめのBTOパソコンを2つ厳選してご紹介します。

①【WQHD〜4K・リマスター】RTX 5070搭載モデル

「WQHDや4Kの美しいモニターで、リマスターモードを滑らかに遊びたい」という方には、RTX 5070などのアッパーミドル〜ハイエンドクラスのグラボを搭載したモデルがおすすめです。
VRAM容量にも余裕があり、激しいエフェクトが飛び交う狩りでも高いFPSを維持してくれます。前回の記事で紹介した最強CPU「Ryzen 7 9800X3D」などと組み合わせれば、黒い砂漠における一つの完成形と言える妥協なき環境が手に入ります。

部品名搭載部品
CPURyzen 7 9800X3D
GPUGeForce RTX 5070
メモリ32GB(DDR5)
ストレージ1TB
電源650W (BRONZE)
※GOLDへカスタマイズ推奨

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②【フルHD・リマスター】RTX 5060 搭載のコスパモデル

「モニターは一般的なフルHD(1920×1080)を使っていて、予算も抑えつつ快適に遊びたい」という方には、RTX 5060を搭載したミドルクラスのBTOパソコンがベストな選択肢です。
フルHD環境であればリマスターモードでも十分に高いフレームレートを出すことができ、価格と性能のバランスが非常に優れています。初めてのゲーミングPCや、数年前のPCからの買い替えに最も選ばれやすい人気の構成です。

部品名搭載部品
CPURyzen 7 7800X3D
GPUGeForce RTX 5060 Ti 8GB
メモリ16GB(DDR5)
※32GBへカスタマイズ推奨
ストレージ500GB
※1TB以上へカスタマイズ推奨
電源650W (GOLD)

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もっと詳しく比較して選びたい方へ

当ブログでは、CPUやグラボの検証データをもとに、より詳細なPCの選び方やおすすめ機種をまとめた総合ガイドを作成しています。「自分にはどのPCが合っているのか分からない」という方は、ぜひ以下のまとめ記事もあわせて参考にしてみてください!

Semicta(セミクタ)
自作PC歴の長いMMOプレイヤー。
コツコツとキャラを育成し、装備を更新していくプレイスタイルが好き。
過去に半導体業界でデータ計測や評価に携わっていた経験から、PCパーツを雰囲気ではなく「理屈と検証」で評価するのが基本スタンス。
「重いMMOをいかに快適に遊ぶか」をテーマに、プレイヤー視点でのハードウェア選びや設定の最適解を発信しています。
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