MMORPGをプレイしていて、「推奨スペックは満たしているはずなのに、街中や大規模戦で一瞬カクつく(スタッターが発生する)」という経験はないでしょうか。
世の中にある多くのゲーミングPC紹介サイトは、ベンチマークのスコアや、ゲームで計測した「平均FPS」「1% Low FPS」を基準にPCを評価しています。しかし、不特定多数のプレイヤーが密集し、膨大な演算処理がリアルタイムで発生するMMORPGにおいて、これらの表面的な数値だけでは「MMO特有の重さの正体」を正確に捉えきれないのが実情です。
当サイト(Semicta Gaming)では、主観的なレビューやメーカーの謳い文句を排除しています。
筆者の検証環境(Core i5-13500 / RTX 3060 12GB)にてインテル公式解析ツール等を用い、実際のプレイ環境における「CPUとGPUのボトルネック」はもちろん、PC内部の「メモリへのアクセス遅延」といったハードウェアレベルの動作まで、実測データに基づき検証してきました。
※各検証記事は別タブで開きます。気になる方は後ほどご覧ください。
誤解のないよう先にお伝えすると、MMOのデータ処理の構造上、過密都市などでのカクつきを「完全にゼロにする魔法のPC」は存在しません。
しかし、無駄なオーバースペック(特にグラボへの過剰投資)を削ぎ落とし、致命的なフリーズを最小限に抑えて「最も合理的かつ快適に動作させる最適解」を導き出すことは可能です。
この記事では、実測データから見えた「MMO向けPC選び・3つの絶対基準」と、その条件を満たすBTOパソコンを技術的な根拠とともに提示します。
【ナビゲーション(目次ジャンプ)案】
▼ すぐに結論(推奨PC)を知りたい方はこちら ご自身のプレイするタイトルや、求める環境(妥協できるライン)に合わせて、該当する項目へジャンプしてください。前項の「実測データが示す絶対基準」をクリアした、最も合理的な5台です。
⏱️ 【お急ぎの方へ】目的別・推奨モデルの選び方(早見表)
「細かい解説は飛ばして、自分に合った最適な構成と必須カスタマイズだけ知りたい!」という方は、以下のリストからご自身のプレイスタイルに当てはまるものをお選びください。
・こんな方に:メイプルやROなど「2D MMO」メインで、24時間PCを放置する方。
・必須カスタム:ストレージを「1TB」へ変更
・こんな方に:黒い砂漠やFF14などの「3D MMO」を、フルHD画質でコスパ良く快適に遊びたい方。
・推奨カスタム:可能であればメモリを「32GB」へ変更
・こんな方に:これからリリースされる最新の「UE5採用MMO」も、フルHDで安定して遊びたい方。
・必須カスタム:メモリを「32GB」、ストレージを「1TB」へ変更
・こんな方に:GvG(対人戦)やワールドボスでの「一瞬のカクつき」を物理的に無くし、システム側の優位に立ちたい方。
・必須カスタム:メモリを「32GB」、ストレージを「1TB」へ変更
・こんな方に:4K高画質でのプレイや、最新ゲームでも数年先まで第一線で戦い続けたい方。(※当ブログの検証機と同等スペックです)
・必須カスタム:電源を「GOLD認証」へ変更(※熱害からパーツ寿命を守るため絶対必須)
※ なぜこれらの構成が「MMORPGの最適解」と言えるのか、その技術的な根拠(PC内部のデータの渋滞問題)を知りたい方は、このまま次項をお読みください。
MMORPG向けPC選びの「3つの絶対基準」
BTOパソコンを選ぶ際、「とりあえずグラボ(GPU)が良いものを買っておけばいい」という考えは、MMORPGにおいては明確な間違い(オーバースペックによる無駄遣い)です。
当サイトで繰り返し検証してきた実測データに基づき、MMOを本当に快適に遊ぶための「3つの絶対基準」を解説します。
1. MMORPGではGPUも必要だが、CPUも重要
MMORPGをプレイしていてフレームレート(FPS)が低下したとき、「グラボ(GPU)の性能不足かな?」と真っ先に疑う人は多いでしょう。しかし、MMORPG特有の重さにおいて、次に必ず疑うべきはCPUです。
特にプレイヤーにとって一番のストレスになるのが、大人数の対人戦でスキルエフェクトが重なった瞬間や、人が密集する街中で起きる「一瞬のカクつき(スタッター)」です。 実はこのカクつき、グラボの描写性能が足りないからではなく、「CPUとメインメモリ間のデータ転送の待ち時間」によって発生しています。
「ゲームの映像なのになぜCPUやメモリが関係するの?」と疑問に思うかもしれません。 MMORPGでは、周囲にいる多数のキャラクターの動き、飛び交うエフェクト、複雑なダメージ計算などをすべてCPUが処理しています。CPUは計算に必要なデータを、まずは自分のすぐ隣にある「キャッシュ(L1・L2・L3)」という一時保管場所に探しに行きます。しかし、そこにお目当てのデータがなかった場合、わざわざ遠くにある「メインメモリ」までデータを取りに行かなければなりません。 この「遠くまでデータを取りに行って、届くのを待っている時間」こそが、画面がガクッと止まる渋滞の原因なのです。
※CPUのデータ待ちに関する、より詳細な検証データを確認したい方はこちら
当サイトでIntel公式の解析ツール『VTune』を用いて、プレイ中のCPU内部の動作を解析した結果、以下のような結果が得られました。
| 検証シーン | Memory Bound (メモリ全般の待ち時間) | うち DRAM Bound (メインメモリへのアクセス待ち) |
| ① 日常使用(非ゲーム時) | 17.7% | – (測定不能レベルの低負荷) |
| ② 黒い砂漠(狩り初期_Veryhigh画質) | 31.6% | 21.3% |
| ③ PSO2 NGS(PSEバースト中) | 33.9% | 28.9% |
| ④ 黒い砂漠(ベリア村(釣り場):Veryhigh画質) | 33.3% | 27.4% |
| ⑤ 黒い砂漠(ベリア村(釣り場):Verylow画質) | 39.4% | 33.4% |
『黒い砂漠』というゲームには、ベリア村という釣り場があります。ここには常に100人近くのプレイヤーが並んで釣りをしています。これだけたくさんの人がいると、パソコンの頭脳である「CPU」は全員の動きを計算しなければならず、大忙しになります。そのため、パソコンの性能をテスト(ベンチマーク)するにはぴったりの場所なんです。
ここで重要になるのが、パソコンの「待ち時間」です。 CPUは計算がものすごく速いのですが、計算するための「データ」が手元にないと、作業をストップして待つことになります。
- Memory Bound(メモリバウンド): CPUが「データまだかな?」と待っている割合のこと。
- DRAM Bound(DRAMバウンド): 特に、遠くにある「メインメモリ」までデータを取りに行って、長く待たされている割合のこと。
ゲームをしていない時は、CPUは自分のすぐそばにある「キャッシュ(机の引き出し)」にあるデータだけでサクサク作業できます。しかし、ゲームを始めた途端に扱うデータが大きくなり、遠くのメインメモリ(大きな本棚)までデータを取りに行かなくてはならなくなります。
実際にゲームの画質を「最低(VERY LOW)」まで下げてテストをしてみました。画質を下げると、映像をつくる担当の「グラボ(GPU)」は一瞬で仕事を終えます。すると今度はグラボの速さにCPUの計算が追いつけなくなり、CPUが足を引っ張る(ボトルネック)状態になりました。その原因を調べると、「メインメモリからデータが届くのを待っていること」だったのです。
特に注目してほしいのが【⑤のデータ】です。 画質を最低にしてグラボの負担をなくしても、CPUがデータを待っている割合は33.4%へと逆に悪化してしまいました。
このデータが証明しているのは、「何十万円もする高性能なグラボを買って平均のフレームレート(FPS)を上げても、ゲーム中の一瞬の『カクつき』は根本的には直らない」ということです。なぜなら、カクつきの本当の原因はグラボの性能不足ではなく、CPUがデータを待っている時間(メモリバウンド)だからです。
このMMORPG特有のボトルネックに対する、究極の最適解(特効薬)となるのが、後半の推奨PCでも紹介するAMDの「X3D」シリーズ(Ryzen 7 9800X3Dや7800X3Dなど)です。
「X3Dシリーズはゲームにおいて最強のCPU」という噂を聞いたことがある方も多いかと思いますが、その強さの秘密はまさにこの「キャッシュ」にあります。 X3Dシリーズは、CPUのすぐ隣にある「L3キャッシュ(超高速なデータ置き場)」を、通常のCPUの約3倍という巨大なサイズに物理的に増設した特殊なモデルです。
手元に置いておけるデータ量が桁違いに多いため、遠いメインメモリまでデータを取りに行く回数自体を劇的に減らすことができます。これにより、カクつきの主犯である「データ待ちの渋滞」を最小限に抑え込み、人が密集するような激しい環境でも非常に滑らかなゲームプレイが可能になるのです。
2. メモリは「容量32GB」と最新規格「DDR5」を狙え
「X3Dの巨大キャッシュがあるなら、メインメモリの性能は適当でもいいのでは?」 そう思われるかもしれませんが、MMORPG環境においてメインメモリの妥協は致命傷になります。
- 規格はデータ転送が速い最新の「DDR5」を
-
X3Dのキャッシュがいくら巨大(約100MB前後)だとしても、MMORPGが読み込む数百人分のキャラクターや広大なマップのデータ(数GB単位)が、すべてそこに収まるわけではありません。 キャッシュから溢れた膨大なデータは、どうしてもメインメモリへ探しに行くことになります。その際、物理的なデータ転送速度(帯域幅)が圧倒的に速い最新規格の「DDR5」でなければ、データの運搬が間に合わずに結局カクつきが発生してしまいます。
また、予算の都合でX3Dを搭載できない標準クラスのCPUを選ぶ場合、この「DDR5の転送速度の速さ」だけがデータ待ちの渋滞を緩和する唯一の防衛線(命綱)となります。これから3DのMMORPGを快適に遊ぶPCを選ぶなら、旧世代の「DDR4」を搭載したモデルは避けるのが無難です。 - 容量は「ながらプレイ」を前提とした「32GB」が必須
-
ゲームの公式サイトに書かれている「推奨メモリ16GB」というのは、あくまでゲームだけを起動した時の目安です。 実際のMMOプレイヤーは、裏でDiscordでボイスチャットをし、ブラウザで攻略サイトをいくつも開き、YouTubeで動画や配信を流しながら「ながらプレイ」をするのが当たり前です。標準の16GBではあっという間に容量がカツカツになり、PC全体の動作が極端に重くなってしまいます。PCを購入する際は、カスタマイズ画面で必ず「32GB」へアップグレードしておくことを強く推奨します。
3. ストレージと電源:プレイの質を落とさない「足切りライン」
CPUとメモリでカクつき(処理の渋滞)を抑え込んでも、以下の2つを妥協すると日々のプレイに地味なストレスが蓄積します。
- ストレージ(推奨:M.2 NVMe SSD 1TB以上)
-
頻繁なマップ移動や、ダンジョン入場時の「ロード時間」のストレスを無くすための必須条件(足切りライン)です。
ただし、超高級なSSDを買えば無限にロードが速くなるわけではありません。なぜなら、ロード画面の裏側ではSSDから読み込んだ圧縮データを「CPUが猛スピードで解凍し、メモリへ展開する作業」が行われているからです。
つまり、SSDがどれだけ速くデータを送っても、受け取る側のCPUが遅ければそこで渋滞してしまいます。ここでもやはり、基準1で解説した「CPUの基礎能力」がPC全体の快適さを決めるカギになってくるのです。 - 電源ユニット(推奨:GOLD認証を強く推奨)
-
BTOパソコンの場合、電源の「ワット数」はメーカーが構成に合わせて計算しているため、基本はお任せで問題ありません。しかし、MMOプレイヤーにだけは「カスタマイズ画面で『80 PLUS GOLD認証』の電源に変更する」ことを強くおすすめします。
推奨する最大の理由は、MMORPG特有の「長時間の放置プレイ」と、熱による「PC全体の寿命」への影響です。
MMORPGでは、釣りや加工などでPCを24時間つけっぱなしにすることがよくあります。BTO標準の安価な電源(BRONZEなど)は電力の変換効率が低く、ロスした電力がすべて「熱」として放出されてしまいます。
PCパーツにとって熱は最大の敵です。24時間稼働でケース内に熱を撒き散らし続けると、電源自体はもちろん、一緒に載せている高価なCPUやグラボの寿命までガリガリと削ってしまいます。
変換効率の高い「GOLD認証」に変更すれば、この無駄な発熱を根本から抑えられます。数千〜1万円前後での追加投資で「放置プレイ中の熱害を防ぎ、PC全体の寿命を確実に延ばせる」ため、BTO購入時に絶対にやっておくべきカスタマイズです。
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以上が、Semicta Gamingが考える「MMO向けPC選びの絶対基準」です。次の項目では、この厳しい基準と検証データに照らし合わせ、「今、本当に買うべきBTOパソコンの最適解」を目的別にご紹介します。
【実測データから導き出した】MMORPGに最適な推奨BTOパソコン5選
前項の「3つの絶対基準」をクリアし、無駄なパーツへの投資(オーバースペック)を徹底的に削ぎ落とした上で、目的別に最も合理的な構成となる5台を厳選しました。
① 【予算/放置重視・軽量/2D MMORPG向け】RTX 3050 搭載モデル(15万円未満)
▼ こんなプレイスタイルの方に最適!
- RO、TW、メイプルなどの2Dゲームをメインにプレイしている方
- 仕事中や就寝中も、毎日10時間以上は放置プレイをする
- ゲーミングPCの中でも低価格でコスパの良いPCを求めている
- 3Dゲームや重量級タイトルは低〜中画質で遊べれば良い
セミクタメイプルやROなど、長時間PCを点けっぱなしにする「放置プレイ」がメインの2D MMOプレイヤーに最適なモデルです。
過去記事の検証で証明した通り、裏での放置作業に劇的な効果を発揮する『Eコア』を搭載した「Core i5 12400KF」を採用しています。グラボの「RTX 3050」も2Dゲームには十二分な性能です。
長時間稼働に強い「GOLD認証電源」が標準搭載なのも素晴らしいですが、ストレージが500GBなので1TBへのカスタマイズを推奨します。
3Dの重いゲームも低〜中画質に落とせば普通に遊べるため、総合的な満足度が非常に高い構成です。
▼ 基本スペックと推奨カスタマイズ
| 部品名 | 搭載部品 |
|---|---|
| CPU | Core i5 12400KF |
| GPU | GeForce RTX 3050 |
| メモリ | 16GB(DDR4) ※32GBへカスタマイズ推奨 |
| ストレージ | 500GB ※1TB以上へカスタマイズ推奨 |
| 電源 | 650W (GOLD) |
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②【MMORPGゲーマーの最適解・王道ミドル】RTX 5060 搭載モデル
▼ こんなプレイスタイルの方に最適!
- 黒い砂漠やFF14などの3Dゲームを高画質をフルHDで60〜120fpsで快適にプレイしたい方
- 3Dゲームが快適に遊べて、コスパの良いPCを求めている
- 2Dゲームで放置プレイをする方



黒い砂漠やFF14といった3Dタイトルを「フルHD」で快適に遊びつつ、2Dゲームの放置もこなす方に最適な王道ミドル機です。
RTX 5060とRyzen 7 5700Xの組み合わせなら、現行の人気MMORPGでストレスを感じることはほぼありません。
今後登場するUnreal Engine 5採用の超重量級タイトルを60fps以上で快適にプレイするには少し物足りない性能ですが、「今のゲーム」を最もコスパ良く遊び尽くすなら、非常に賢い選択肢と言えます。
| 部品名 | 搭載部品 |
|---|---|
| CPU | Ryzen 7 5700X |
| GPU | GeForce RTX 5060 |
| メモリ | 16GB(DDR4) ※32GBへカスタマイズ推奨 |
| ストレージ | 500GB ※1TB以上へカスタマイズ推奨 |
| 電源 | 650W (GOLD) |
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③ 【次世代MMORPGの準備機】Unreal Engine5作品に向けたコスパモデル
▼ こんなプレイスタイルの方に最適!
- 黒い砂漠やFF14などの3Dゲームを高画質/144fps以上でプレイしたい
- 今後リリースされるUnreal Engine5の作品も高画質で60fps以上を安定的に出したい



Unreal Engine5(UE5)の作品が2026年以降に数多くの作品がサービス開始予定です。UE5の作品の推奨スペックは5060ではやや性能不足であり、5060 Ti以上が推奨されます。
本機はCPUに5700X、GPUにRTX5060 Tiを搭載しており、UE5の作品もフルHDであれば、快適にプレイできるでしょう。
UE5の作品のメモリの推奨が32GB以上であることが多く、ストレージも多く使用するため、1TBへのカスタマイズは推奨です。
UE5の作品をフルHDで快適にプレイするなら本機が非常にオススメです。
| 部品名 | 搭載部品 |
|---|---|
| CPU | Ryzen 7 5700X |
| GPU | GeForce RTX 5060 Ti 8GB |
| メモリ | 16GB(DDR4) ※32GBへカスタマイズ推奨 |
| ストレージ | 500GB ※1TB以上へカスタマイズ推奨 |
| 電源 | 650W (GOLD) |
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④【ハイエンド・極限環境向け】カクつきの元凶を物理的に破壊!「X3D」搭載のハイエンド入門機
▼ こんなプレイスタイルの方に最適!
- 大人数の対人戦(GvG)やワールドボスで、カクつきを抑えたい方
- フルHD〜WQHD(2K)画質で、「圧倒的な滑らかさ」を最優先したい方
- 裏で動画を見たり、Discordで通話する「ながらプレイ」が当たり前の方
- 今後リリースされるUnreal Engine5の作品でも高画質で60fps以上を安定的に出したい



「画質」の限界突破よりも、「実際のプレイアビリティ(人が多くてもカクつかないこと)」に極振りした、MMORPG特化型の『最適解』と言える構成です。
MMO最大のボトルネックである「CPUのデータ待ち」を最強のRyzen 7 7800X3Dでねじ伏せつつ、グラボをミドルクラスのRTX 5060 Tiに抑えることで価格のバランスを完璧に取っています。
最新のUE5タイトルも、この最強CPUがグラボの足を引っ張らないため、フルHD〜WQHD環境ならDLSS(フレーム生成)を活用して60fps以上で快適に戦えます。
ただし、この構成のポテンシャルを100%引き出すには、「メモリ32GB」と「SSD1TB」へのアップグレードだけは絶対に忘れないでください。
| 部品名 | 搭載部品 |
|---|---|
| CPU | Ryzen 7 7800X3D |
| GPU | GeForce RTX 5060 Ti 8GB |
| メモリ | 16GB(DDR5) ※32GBへカスタマイズ推奨 |
| ストレージ | 500GB ※1TB以上へカスタマイズ推奨 |
| 電源 | 650W (GOLD) |
\ 予算内で買えるか今すぐ確認 /
⑤【ハイエンド・極限環境向け】最新世代X3D降臨!究極にカクつきを低減するMMO特化機
▼ こんなプレイスタイルの方に最適!
- 大人数の攻城戦(GvG)など、一瞬のスタッター(カクつき)が命取りになる対人戦で、システム側の絶対的な優位に立ちたい方
- 『黒い砂漠』などの超重量級MMOを、4K解像度やリマスター画質で妥協なく遊び尽くしたい方
- デュアルモニターでDiscordや動画配信を流す「ながらプレイ」が前提の方
- 今後数年間はパーツの買い替えを考えず、最新のUE5タイトルでも第一線で戦い続けたい方



CPUにおけるデータ待ちを物理的にねじ伏せる最強の「Ryzen 7 9800X3D」と、最新のハイクラスGPU「RTX 5070」を組み合わせた、MMORPGプレイヤーにとって一つの到達点と言える構成です。※本ブログでの検証と同スペックです。
メモリが標準で「DDR5の32GB」、ストレージも「1TB」搭載されているため、データの運搬や展開におけるボトルネックは最初から完全に排除されています。
ただし、1点だけ絶対に注意してください。標準構成の電源が「BRONZE」となっています。このクラスの超高性能パーツを積んだまま、24時間の放置プレイ(連続稼働)を行うと、電源の変換ロスによる熱でパーツの寿命を削ってしまいます。長くこの最強スペックの恩恵を受けるために、カスタマイズ画面で必ず「GOLD認証の電源」へ変更してください。ここさえクリアすれば、一切の死角がない完璧な一台になります。
| 部品名 | 搭載部品 |
|---|---|
| CPU | Ryzen 7 9800X3D |
| GPU | GeForce RTX 5070 |
| メモリ | 32GB(DDR5) |
| ストレージ | 1TB |
| 電源 | 650W (BRONZE) ※GOLDへカスタマイズ推奨 |
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購入前の最終確認!MMO向けBTOパソコンのよくある質問(Q&A)
- 無線LAN(Wi-Fi)でMMOを遊んでも大丈夫ですか?
-
可能な限り「有線LAN」を強く推奨します。
MMORPGは、大容量のデータをダウンロードする速度よりも「常に途切れない通信の安定性(Ping値・パケットロス率)」が命です。FPSが安定していても、Wi-Fiの電波干渉による通信の瞬断が起きれば、キャラクターのワープやスキル不発(いわゆるゴムバンド現象)が発生します。特別な理由がない限り標準の有線LAN接続で使用してください。
なお、ほとんどのBTOパソコンにおいて、Wi-Fi(無線LAN)対応にするには5千〜1万円程度の追加料金がかかる点にも注意が必要です。 - 紹介されているPCは、何年くらい戦えますか?
-
ターゲットにしているタイトルであれば、おおむね「5〜7年」は快適な水準を維持できます。
ただし、長く続くMMOは徐々に要求スペックが上がっていく場合もあるため、最初からギリギリのスペックを狙うのではなく、推奨構成で提示したような「ボトルネックを起こさない余裕のあるパーツ構成」を選ぶことが、結果的にPCの寿命を延ばすことに繋がります。
- BTOではなく、自作PCにしたほうが安く済みますか?
-
現在の市場では、自作PCのコスト的な優位性はほぼありません。BTOが最も合理的です。
パーツ単位での価格差が縮まっており、OS(Windows)代や保証を含めるとBTOパソコンの方が安上がりになるケースが多々あります。トラブルシューティングの手間や時間を考慮すると、「ゲームをプレイすること」が目的ならBTOパソコンを選ぶのが圧倒的に効率的です。
- パソコン本体だけ買い替えれば快適になりますか?
-
お使いの「モニター」の性能を必ず確認してください。
いくらPC側で「144FPS」を出力できても、モニターが「60Hz」であれば、滑らかさは60FPSで頭打ちになります。PCの性能を100%引き出すには、144Hz以上に対応したゲーミングモニターとの組み合わせが必須です。
まとめ:MMORPGの快適さは「正しいデータとPC選び」で決まる
ここまで、MMORPG特有の動作環境(データ待ちやボトルネック)に基づいた、本当に必要なゲーミングPCの選び方を解説してきました。
世の中の「おすすめPC紹介」の多くは、単なるスペック表の比較や、オフラインゲームの平均FPSを基準にしています。しかし、数十〜数百人が入り乱れるMMORPGの世界では、その基準で選んだPCは「過剰なグラボと貧弱なCPU」というアンバランスな構成になりがちで、結果として肝心な場面でのカクつきを生み出してしまいます。
Semicta Gamingでは、実際の検証データに基づき、「あなたのプレイ環境において、最も無駄がなく、かつ確実にボトルネックを回避できる構成」のみを厳選しました。以下の「データが証明する最適解」から、ご自身のプレイスタイルに合った1台を選んでみてください。日々の狩りやボス戦の快適さが劇的に変わるはずです。
▼ 今回厳選した推奨BTOパソコンのおさらい
- 【2D・軽量級MMO向け】とにかく予算を抑えたい方向け(15万円未満)
- MMOにおいて完全に持て余す過剰なグラボ性能を削ぎ落とし、2Dベースの処理と長時間の「放置プレイ」に必要十分なスペックに予算を集中させた、最もコスパの高い合理的な1台(Core i5-12400KF × RTX 3050)。
- 【3D・標準MMO向け】MMORPGゲーマーの最適解・王道ミドル
- 現行の人気3DタイトルをフルHDで快適に遊ぶためのベースライン。ソロ狩りや少人数ダンジョンでの快適性をしっかり担保しつつ、価格を極限まで抑えた最も需要の高いバランス機(Ryzen 7 5700X × RTX 5060)。
- 【次世代MMO準備機】UE5作品を見据えたコスパモデル
- グラボの描写性能をワンランク引き上げ、今後リリースされるUnreal Engine 5採用の重量級タイトルでも、フルHD環境で安定したフレームレートを叩き出せる次世代のスタンダード構成(Ryzen 7 5700X × RTX 5060 Ti)。
- 【ハイエンド入門】カクつきの元凶を物理破壊する「7800X3D」搭載機
- 巨大なL3キャッシュによってデータの渋滞(DRAM Bound)を根底から消し去り、大人数の対人戦(GvG)での一瞬のスタッターをねじ伏せる、当サイトが導き出したMMO最適解の入門ハイエンドモデル(Ryzen 7 7800X3D × RTX 5060 Ti)。
- 【極限環境向け】最新世代「9800X3D」降臨・究極のMMO特化機
- 最新世代の暴力的なキャッシュと処理能力で、数百人が密集する極限の攻城戦のフレームのブレすら粉砕。4K環境や数年先の最前線も戦い抜ける、Semicta Gamingが推すMMO最適解の頂点(Ryzen 7 9800X3D × RTX 5070)。




